単に「サイズ」というけれど〜ファイルサイズ確認

パソコンを使っている場合、「サイズ」と言ったら何を指すのか、実はちょっとややこしいものがあります。デジタルデータとしての容量か、印刷する時の用紙サイズか、データが写真や画像の場合はさらに縦横のサイズかなど、文脈によって変わってくるからです。

まずはファイルそのもののデータとしての容量、いわゆるファイルサイズを確認しましょう。

データとしての容量、ファイルサイズ

ためしに、Wordで作ったファイルのサイズを確認してみましょう。まずWordを立ち上げて、こんにちは、などごく簡単な文章を入力します。そして好きな名前を付けてデスクトップに保存します。それからいったんWordは終了させます。これでファイルサイズを確認するべきファイルの完成です。作業中、つまりファイルをWordで開いている状態だと、ファイルのサイズは確定しないので、確認するためには作業を終了させる必要があります。

さて、このWordで作ったファイルの、データとしてのサイズを確認するのは簡単です。ファイルのアイコンを右クリックして、一番下にある「プロパティ」をクリックして、見るだけです。

プロパティについて

プロパティというのも、パソコン以外ではあまり聞かない言葉です。手元の英和辞書でpropertyを引くと「1.財産、2.所有していること、3.所有地、4.所有物、5.固有性、属性、特性、6.哲学用語で属性、7.演劇用語で小道具、脚本」となっています。5番目の「属性」という意味で、ファイルについての情報が載っているのがプロパティという感じですね。
右クリックして出てくるメニューは、だいたい一番上が「開く」などで、一番下が「プロパティ」です。もっともよく使うものと、よく参照するものが上下の両端にあるという、わかりやすい配置になっているのです。


プロパティの画面

このファイルのサイズは、11.3KB(キロバイト)です。その横に11642バイトとカッコして書かれていますが、ここまで細かく見る必要はありません。

なおすぐ下に「ディスク上のサイズ」と書かれています。ファイルのサイズと食い違うのは、保存するディスクが、実はちょっとしたブロックに小分けされていることによります。箱に物を片づけるときに、少し隙間ができてもそこにちょうど収まる小さなものがなければ、それ以上その箱には何も入れられず、隙間ができます。そんな風に、データを片づけていく時の「どうしてもできてしまう隙間」の分も含んだサイズです。もっともこちらは普段全く気にしなくて構いません。

ここで気にしてほしいのは、Wordで作った文書はKB、つまりキロバイト単位だという点です。Excelで作った表も、だいたいそんなものです。ところが絵や写真を含むといきなり単位がその千倍のMB(メガバイト)に跳ね上がります。まさに「一枚の絵は、千の言葉に値する」という英語の格言の通りです。もちろん絵が動く、いわゆる動画になると、もっと大きくなります。

複数のファイルのサイズの確認の仕方

扱うデータの容量が小さいと、パソコンは軽快に動きます。そのため容量の小さなデータのことを「軽い」、逆に大きな場合には「重い」と言ったりします。データをメールで送ったりする際に、この容量には少し気を付けなければなりません。

メールで複数のファイルを送る時、「ひとつひとつのファイルについてファイルサイズを確認して足し算する」というのはいかにも手間です。もっと簡単に、「複数のファイルを選択しておいて、右クリックしてプロパティを確認する」だけで構いません。パソコンの方で勝手に合計して、ファイルサイズを提示してくれます。(複数指定のやり方はまた別のページです。)

縦横が同じ写真でも、データとしてのサイズが違うのは

同じ設定にしてデジカメで撮った写真は、写真として縦横サイズは同じになります。でもデータとしてのサイズを見ると、まちまちなので不思議に思ったことはありませんでしょうか。

それは写真が、色のデータを記録した集まりだということから来ています。いわば場所ごとに「ここはこの色」「ここはあの色」というデータが記録されていて、ディスプレイはその指示通りに表示してくれて、写真が写真として見られるのです。
そのため、とってもおおざっぱなことを言ってしまうと、色のバラエティが少ない写真はデータが少なく、色のバラエティが多い写真はデータが多いということです。また大まかな写真より、細かな写真のほうがデータは大きくなります。
たとえば「ここからここまで全部青」というとデータのサイズは小さくて済みますが、「ここは赤でここはピンクでここはオレンジ色で、この辺は青でこっちは群青色で」という感じになるとデータが大きくなるというふうに、なんとなく捉えられます。厳密なことはともかく、この「なんとなく」というのがわかっていく上では大事です。