二進法についてもうちょっと

二進法なんて、ほとんどの方には聞き慣れない数え方ですし、非常に難しく感じると思います。わかれば情報処理の資格試験を受ける際にはちょっと役立つかもしれませんが、日常生活には何の役にも立ちません。なので、理解する必要性があるかというとそんなことはないのですが、数のパズルについての話のように「そういうものなのかな」と軽く読んでみてください。
ここでもうちょっと説明するのは、二進法を使った数え方をマスターするためなどではなく、0と1しか使わないんだなと実感してほしいからです。このパソコン特有の数の数え方は、このサイトの名前の由来にも深く関係するし、このサイトにとっては大事なところだからです。

パソコンは中に回路が入っている

小学生の時の理科の授業で、乾電池と豆電球とスイッチで、簡単な回路を作った経験はないでしょうか。乾電池をふたつ直列につなぐとひとつのときより明るいけど、並列だと明るさは変わらない、という実験です。経験がないなぁ、という人も、こちらのサイトでちょっと実験ができます。
どっちが明るい? - 楽しみながら学べるよ! 中部電力

スイッチを、オンにすれば豆電球が点き、オフにすると消える、これが回路の基本です。そして、ものすごく話を簡単にしてしまうと、半導体の上に小さな小さな回路を集積して作ったものが「集積回路」です。英語で「integrated circuit(インテグレイティッド・サーキット)」と書くので、ICとも言います。
部品としては小さいので、ポテトチップと同じ要領で、ICチップとも呼ばれます。海外でサービスを受けた時にお店の人に渡すチップとは、スペルが違います。

IC

隣の写真は、ハードディスクについている集積回路です。たくさんの細かい足のような部品で緑の基盤に固定されている、IBMと書かれた黒い四角い部分がそうです。これは正方形ですが、細長いものや足が見えないタイプのものもあります。

そしてパソコンは、このほかメモリにもCPUにもこうした集積回路がたくさん使われているし、そもそもの仕組みの基本が回路でスイッチです。

そんな訳で、オンとオフ、ゼロとイチがパソコンの基本なのです。

二進法の数の数え方

十進法は、10個集まったら1の位を0にして、10に桁を上げる数え方です。
二進法は、2個集まったら1の位を0にして、10に桁を上げる数え方です。
これは頭で考えるより、絵で見たほうがわかりやすいかもしれません。

ちなみに、十六進法だと9の次の「★★★★★ ★★★★★」のことは10と書けないのでAと表記します。同じように「★★★★★ ★★★★★ ★」は11ではなくBになります。このようにアルファベットで順番に数えていって、「★★★★★ ★★★★★ ★★★★★」はFです。パソコンの世界では十六進数も馴染み深いものなので、ちょっとだけ説明してみました。

10以降も、同じように10のワンセットが集まったら桁が上がって100になっていきます。

りんご

二進法で数を数えてみよう

話を二進法に戻します。二進法の、10以降の数の数え方は、こんな風になります。

こんな感じで、どこまでいっても0と1しか出てこないのが、二進法の数え方です。