パソコンの成り立ち

パソコンというのは、他の家電と比べると、ちょっと特別な作られ方をしているキカイかもしれません。一般的な家電の場合は、あまりメーカー以外のことを気にすることはありません。パナソニックの冷蔵庫を買ったらパナソニックのものを買ったと思うだけですし、東芝のテレビを買って液晶その他の部品のメーカーを個別にいちいちに気にすることもありません。
ところがパソコンの場合は、パソコンを動かすための基本ソフトと、中に入っている一番大切な小さな部品と、それらを組み合わせたパソコン本体とで、メーカーが違っています(もっともMACについては、アップル社が基本ソフトも本体も作っていますが)。
これはちょっと、車と似ていますね。たとえばトヨタの車はトヨタの車体にトヨタのエンジンを積んでいますが、窓ガラスは旭硝子や日本板硝子の製品を使っているそうです。もっとも日頃は、そんなことは知らず特に気にせずに乗っているものです。車はそれで不便はありませんが、パソコンの場合はその違いが意外に大事です。

パソコンの中に入っているものはシールでわかる

そんな訳で、LaVieという商品名のパソコンはNEC製で、Let’s Noteはパナソニック製で、FMVは富士通製で、VAIOはソニー製で、ThinkPadはもとIBMのレノボ製で……、というさまざまなことになっていますが、中に入っている基本ソフトはだいたいマイクロソフト製のWindowsです。
パソコンを持っている人は、どこかにこうした小さなシールが貼られているのにお気付きでしょうか。

会社のシール

左は私が出張に持ち歩いているLet’sNoteに貼ってあるシールです。これを見ると、私のNECのノートパソコンには、マイクロソフトのWindowsVista(ウィンドウズ・ヴィスタ)と、Intel(インテル)製のCentlino2(セントリーノ・ツー)が入っていることがわかります。2013年現在、虎の出てくるCMをよくテレビでやっている、あのインテルです。もう少し前の、「インテル入ってる」というフレーズに覚えがあるかもしれません。インテルは、パソコンの中の重要な部品を作っている会社です。

中で動いているのはWindowsというOS

パソコンというのはもともと「こうしたら、こうしなさい」という指示の膨大な集まりで動いています。その指示の中で、キーボードからの入力やファイルの保存といった、基本的な部分はソフトによって差がなく、共通しています。そのあたりの基本的なところを担っているのが、「基本ソフト」です。これを「機械などが動いているシステム」つまり「オペレーティング・システム」とも言います。その英語の頭文字を取って、OS(オーエス)と言うのが一番よく聞く呼び方かもしれません。パソコンのややこしいところは、同じものにいろんな名前があることですね。

ともかく、OSにはいろいろな種類がありますが、一般的に普及しているのがマイクロソフトのWindowsです。Windowsにもいろいろありますが、上のシールではVistaが入っているということです。ついでながら、パソコン本体も、基本ソフトも、どんどん進化(リニューアルやバージョンアップ)をしていっています。

ところでスマートホンで、アンドロイドやiOS、詳しい人ならブラックベリーというのを聞いたことがある人もいるでしょう。それらはスマートホンのOSです。パソコンのOSはWindowsが最も一般的になりましたが、スマートホンのOSは、まだ競争の最中なのですね。