よく聞く「Office」って? と資格の紹介

日頃使っているのを意識しないパソコンを動かすための「基本ソフト」に対し、私たちが実際に使っているソフトのことを「応用ソフト」や「アプリケーションソフト」、あるいは単に「ソフト」といいます。WordやExcelは、「応用ソフト」の一例です。スマートホンでよく「アプリ」と呼ぶのも、この「応用ソフト」のことです。つまりパソコンは、「基本ソフト」と「応用ソフト」が中に入っているものだと言えます。

「Office」というのは、オフィスつまり職場で使うような応用ソフトをセットにして、パッケージとして売っている「OfficeSuite(オフィススイート)」の略称です。マイクロソフトの「MicrosoftOffice」が有名で今ではOfficeというとそれを指すことが多いのですが、国産の「ジャストシステムOffice」というのもあります。日本語ワープロソフトの「一太郎」というのを聞いたことがある方もいるかもしれません。Windows95が普及しだす前は、国内シェアナンバーワンだったワープロソフトです。ジャストシステムOfficeは、その一太郎が含まれるセットです。

また、無料で使える「OpenOffice(オープンオフィス)」というものもあります。これはアメリカの非営利団体が開発・管理している、ワープロソフトや表計算ソフトが一揃いになったものです。ダウンロードして誰でも無料で使えるし、もちろん日本語版もあります。MicrosoftOfficeとは少し使い勝手が違うようですが、互換性があるのでMicrosoftOfficeと同じファイルを開けます。無料なので経費削減のために自治体が導入する例があり、特に徳島県は職員向けのわかりやすい操作マニュアルを県民のためにも公開したことで話題になりました。
徳島県ホームページ:OpenOffice.org(オープンオフィス)操作マニュアルの公開について

「スイート」という言葉〜suiteとsuitの違いって?

英語で書くとsuiteで、「一揃い」という意味です。ホテルで居間や寝室や浴室といった部屋が一揃いあるスイートルームの、あのスイートです。お菓子のスイーツ(sweets)や甘いスウィート(sweet)とは全く関係ありません。
でも一揃いの服を指すスーツ(英語で書くとsuit)とは、似ているので少し調べてみました。 suiteは古フランス語のsiuteが字位転換したもので、俗ラテン語から英語に入ってきたsuitとは、語源は同じながらも流入経路が違うために語形が分化した二重語なのだそうです。英語は、さまざまな言語から単語を取り入れているので、こうしたことが起こるのですね。

マイクロソフトのOffice

Windowsに家庭用と業務用があるように、Officeにも家庭用と業務用があります。だいたい家庭用のWindowsには家庭用のOfficeが最初からついていて、業務用には業務用が入っていると思って差し支えありません。(Officeも実際は、もっと細かく5〜9種類のエディションに分かれているのですが、おおむね家庭用と業務用と理解しても特に困りません)

個人用ではワープロソフトのWordや表計算ソフトのExcel、メールやスケジュール管理に使えるOutlookなどのパッケージです。業務用にはこれにプレゼンテーションソフトのPowerPointやデータベース管理ソフトのAccessなどを加えたパッケージになっています。PowerPointは近年よく使われるようになったので、最近では個人用のOfficeにも含まれていたりします。

Officeの分類
もちろん、ひとつひとつのソフトにお金がかかるわけなので、業務用のOfficのほうが家庭用のOfficeよりお値段が高くなります。逆にOfficeがついていないと、その分パソコンは安くなります。新しく買ったパソコンにインストールできるOfficeを既に持っている場合はOfficeなしのパソコンを買った方がよいですが、持っていないならばOfficeなし版を買ってしまうと大変です。後から自分で買ってインストールする方が、もともとついているのよりも割高になり手間もかかるからです。

Officeのバージョン

Windowsがさまざまなシリーズで発展してきたのに合わせて、Officeも次々に発展してきました。この発展では、長く使われたXPに代わってVistaが出たとき、Officeが一新したのが大きかったです。他にもアップル社のMACで使えるMachintosh版というのもあります。ここではWindowsの発展と合わせて見ていきます。

Windows95の発売に合わせてOffice95が発売され、それからそれぞれ97年にOffice97、2000年にOffice2000、2002年にOfficeXP、2003年にOffice2003が発売となりました。ちなみにOfficeXPでパッケージになっているのは実際Word2002やExcel2002です。さいうことはOfficeXPは2002と思ってもほぼ間違いありません。
この発展は、Windowsの発売年と照らし合わせてみるとわかりますが、同じWindowsXPでも、発売年によってOffice2000やOfficeXPやOffice2003があったということです。もっともそれぞれツールバーの考え方などは引き継がれてきていますので、見た目は違うし便利に発展した機能も多いとはいえ、基本的には似たような感じで使えるものでした。

そしてVistaの発売に合わせて、OfficeもOffice2007が発売になりました。これは今まで慣れ親しんできた「メニューバー」と「ツールバー」をまったく廃止して、初めて使う人に判りやすいように機能をこれまでとは別のグループに分け直した「リボン」というものを使うものです。これによってそれまで「メニューバーのどこにその機能があるか」を覚えてきた知識がまったく役に立たないものとなりました。その代わり「必要な機能はだいたい目で見て探せる」ようになったのです。

Officeの発展
Office2007は、それまでのOfficeに慣れ親しんだ人は最初戸惑うことが多いのですが、右クリックして使うショートカットメニューについては大幅な変更がありません。また、インターネットにつなげる人なら、たとえぱ「インタラクティブガイド excel」というキーワードで検索すると「インタラクティブ: Excel 2003 の機能に対応する Excel 2007 のコマンド リファレンス ガイド - Excel - Microsoft Office Online」というページが最初の検索結果として出てきます。ここの「ガイドを開始する」をクリックして、もともと知っていた操作は2007ではどうなるのか、目で見て判り易く確認することもできます。
一応この「0to1」でも、Wordのところで乗り換えガイドを用意しています。慣れてみると圧倒的に楽に使えるのが、Office2007以降です。

Officeの国際資格〜マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト

Officeには、操作に関する国際資格があります。もちろん使うのに必要な免許のようなものでなくて、マイクロソフトがこの人はちゃんと使えますと認定する資格です。全国のパソコン教室などで受けることができます。
資格の名前を「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト」といい、頭文字をとってMOS(モス)とも呼ばれます。スペシャリストと付いていますが、普通に使う上で必要な操作ができるというレベルで、ものすごく専門的なものではありません。Officeの中でもWordとExcelは、より応用的な操作が求められるということで、さらに上級のエキスパート・レベルというのが設定されています。こちらはかなり難しい資格です。

Officeの分類

これもOfficeの発展に伴って、種類が違います。今は2003と2007と2010の試験が行われています。つまり、どれかで取っても、Officeの発展に伴って時代遅れになる資格ではあります。
私も昔、受けたことがあります。無事に受かったので、こんな感じの認定証が自宅に届きました。名前にモザイクを掛けましたが、漢字氏名の下にローマ字氏名が小さく記載されています。でも2003では、もう時代遅れという感じですね。